北京証券取引所への上場を目指す、蕪湖雅葆軒電子科技(870357/北京)が11月8日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1360万株を発行予定で、公募価格は14元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。
 
 同社は2011年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。電子製品の研究開発、生産、販売を主業務としており、主な製品はプリント基板アセンブリ(PCBA)。ノートパソコンやタブレット型パソコンのディスプレイ制御、工業機器や医療機器のディスプレイの制御、自動車内の各種ディスプレイ制御、電子情報、セキュリティなどの分野で広く用いられている。天馬微電子(000050/深セン)、徳力西電気、上海和輝光電(688538/上海)など中国のディスプレイ関連企業を顧客に持ち、パナソニックやフィリップス、三菱、EIZO、ガーミン、GEなど国際的に著名なメーカーの製品に同社の製品が用いられている。
 
 22年1〜6月期の売上構成は、コンシューマーエレクトロニクス向け製品が50.02%、工業制御向け製品が34.49%、自動車電子向け製品が15.49%となっている。国内に3000社あまりがひしめく競争の激しいPCBA電子製造サービス業界の中で、21年における同社の中国シェアは0.05%に留まっている。上場による資金調達で経営規模を拡大し、高いイノベーション能力を生かして研究開発、生産を強化して、シェア拡大と市場における知名度の向上を目指す。
 
 21年12月期のは1億9220万元(前期比2.20倍)、純利益は4677万元(同約2.55倍)。22年1〜9月期の売上高は1億7403万元(前年同期比35.89%増)、純利益は4798万元(同42.65%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)