半導体用シリコン材料メーカーの有研半導体硅材料(688432/上海)が11月10日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格9.91元に対し、初値は2.02倍の20.00元だった。終値は同91.73%高の19.00元だった。
 
 同社は2001年に国泰半導体有限公司として設立し、21年に株式会社化して現社名となった。起源は1958年に北京有色金属研究総院が創設した半導体シリコン材料研究室であり、半世紀以上に及ぶ半導体用シリコン製品開発の歴史と経験を持つ。ミラーシリコンウエハー、エッチング設備用シリコン材料、フロートゾーン単結晶シリコンが主力製品で、自動車電子、工業電子、航空・宇宙などの分野に広く応用されている。

 22年1〜6月期の地域別売上比率は中国本土が約44%、米国と韓国が約20%、日本が約14%、台湾が約3%。21年における中国国内半導体用ミラーシリコンウエハー市場シェアは売上ベース約1.38%、国際市場シェアは出荷量ベースで0.69%、エッチング当地用シリコン材料の国際市場シェアは約16%だ。
 
 21年12月期の売上高は8億6915万元(前期比56.16%増)、純利益は1億8669万元(同63.97%増)。22年1〜9月期の予測売上高は8億2765万〜10億1158万元(前年同期比40.76〜72.04%増)、純利益は2億3058万〜2億8183万元(同2.70〜3.30倍)。
 
 新規上場に伴い調達予定の10億元(約200億円)は、約38%の3億8482万元を集積回路(IC)用8インチシリコンウエハー生産拡大プロジェクトに、約36%の3億5734万元をICエッチング装置用シリコン材料生産拡大プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)