バッテリー用ニッケル導体材料を製造する江蘇遠航精密合金科技(833914/北京)が11月11日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格は16.20元に対し、初値は4.32%下回る15.50元だった。終値は同7.78%安の14.94元だった。
 
 同社は2006年設立の民営企業で、11年に株式会社化した。江蘇省に本社を構え、ニッケルプレートやニッケル箔などリチウムイオンバッテリー用精密ニッケル系導体材料の開発、生産、販売を主業務としている。主な利用分野はコンシューマーエレクトロニクス、新エネルギー自動車、電動工具、電動二輪車、貯留エネルギー、航空宇宙など多岐にわたっており、パナソニックやLGのほか多くの中国国内ハイテク企業、バッテリーメーカーと提携関係を持つ。中国有色金属加工工業協会のデータによれば、19〜21年における同社のニッケルプレート製品中国市場シェアは53〜55%となっている。

 21年12月期の売上高は9億5万元(前期比57.91%増)、純利益は8433万元(同49.13%増)。22年1〜9月期の予測売上高は7億760万〜7億9200万元(前年同期比10.00〜23.00%増)、純利益は5439万〜6208万元(同6.70%減〜6.50%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の4億500万元(約81億円)は、約42%の1億7000万元を年産2500トンの精密ニッケルプレート材料生産プロジェクトに、約46%の1億8500万元を年産8億3500枚の精密合金プレス部品生産プロジェクトに、約6%の2500万元を研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)