PVC(ポリ塩化ビニル)複合材料メーカーの浙江天振科技(301356/深セン)が11月14日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。初値は公開価格と同じ63.00元で、終値は同10.97%低い56.09元だった。
 
 同社は2003年に安吉天振竹地板有限公司として設立した民営企業で、20年に株式会社化して現社名となった。新型PVC(ポリ塩化ビニル)複合材料床材の研究開発、生産、販売を主業務としている。製品は木・プラスチック複合床材、石・プラスチック複合床材、酸化マグネシウム床材、LVT床材などで、国内外の著名建材企業、大手ブランドと長期的な提携関係を結んでおり、20年には中国弾性床材業界10大ブランドに選ばれた。また、製品の輸出に力を入れており、米国や欧州、ドイツの関連認証を取得するとともに、欧米、オーストラリア、東南アジアなどで販売している。19年における中国PVC床材企業の輸出額は48億4200万米ドルで、同社の輸出額は2億4000万米ドルとなっており、輸出額シェアは4.97%。
 
 21年12月期の売上高は31億8098万元(前期比41.81%増)、純利益は2億7935万元(同24.98%減)。22年1〜9月期の売上高は24億3570万〜26億3570万元(前年同期比21.22〜31.17%増)。純利益は3億7229万〜4億229万元(同2.69〜2.90倍)。
 
 新規上場に伴い調達予定の13億7300万元(約270億円)は、約48%の6億6200万元を年産3000万平方メートルの新型無機材料複合床板のスマート化生産ラインプロジェクトに、約30%の4億1100万元をベトナムでの年産2500万平方メートルの新型無機材料複合床板のスマート化生産ラインプロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)