中国の新興電気自動車(EV)メーカーの蔚来集団(09866/香港)が11月10日、2022年7〜9月期(第3四半期)の業績を発表した。売上高が前年同期比32.6%増となったのに対し、赤字額が約5倍に膨らんだ。
 
 22年7〜9月期の売上高は130億210万人民元で前年同時期の98億530万元から32.6%増加、22年4〜6月期から26.3%増加した。一方で、純損失は41億1080万元の赤字で、前年同時期の8億3530万元から赤字額が4.92倍に拡大した。前期比でも赤字が49.1%増加した。

 当期の自動車納品台数は3万1607台で前年同期比29.3%増となり、四半期で最高の販売台数を記録した。一方で販売原価が112億6700万元で同44.2%とコストが売上以上に増加したことにより、売上総利益率は13.3%と前年同時期の20.3%から7.0ポイント低下した。また、研究開発費用は29億4450万元で、前年同期比2.47倍と大きく増えた。開発人員のコスト増と、新製品および技術の設計、開発コストの上昇が主な要因だ。
 
 22年10〜12月期について同社は、自動車納品台数を4万3000〜4万8000台(同71.8〜91.7%増)、売上高を173億6800万〜192億2500万元(同75.4〜94.2%増)と予測。9月末に発売開始した小型セダン「ET5」の販売、納車が本格化することで、納車台数、売上高が大きく伸びるものとみている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)