中国のソフトウェア大手・金山軟件<キングソフト>(03888/香港)が11月15日、2022年7〜9月期(第3四半期)の業績を発表した。売上高が前年同期比で約20%増加した一方で、純損益は60億人民元近い大幅な赤字となった。
 
 22年7〜9月期の売上高は18億3712万元で、前年同時期の15億1016万元から21.65%増加した。分野別では、オフィスソフトおよびサービスが10億472万元(前年同期比25.01%増)、オンラインゲームおよびその他が8億3240万元(同17.82%増)となった。オフィスソフト分野では個人、法人のサブスクリプション事業が好調を維持、累計有料ユーザー数と長期サブスクリプションユーザー比率がそれぞれ増加した。ゲーム分野では、21年10〜12月に発表したスマートフォン用ゲームの売上が、既存ゲームの売上減をカバーした。
 
 一方で、当期純損益は59億1757万元の赤字で、7億395万元の黒字だった前年同時期から大幅な赤字転落となった。同社傘下でクラウド事業を展開し、20年5月に米ナスダックに上場した金山雲(キングソフトクラウド)の株価が低迷し、財務状況が悪化したことで投資損失引当金を58億3700万元計上したことが大きな赤字の要因となった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)