深セン証券取引所では11月21日、創業板への上場を目指している江蘇東星智慧医療科技(301290/深セン)、昆船智能技術(301311/深セン)の2社が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。
 
 江蘇東星智慧医療科技は2504万株を発行予定。2001年に常州三豊医材として設立した民営企業で、15年に株式会社化して現社名となった。吻合器をはじめとする外科手術用医療機器の研究開発、生産、販売を主業務としており、外科手術室、麻酔科、救急診療科、ICUなどで用いられる医療設備、消耗品を取り扱っている。米FDA、ブラジルANVISA、韓国KFDAなど多くの国・地域の認証を取得しており、製品は復旦大学付属華山医院、上海交通大学医学院付属仁済医院など中国国内の著名大型病院で広く利用されているほか、アジア、欧州、南米、アフリカの多くの国・地域で販売されている。22年1〜6月期の売上構成は吻合器が43.94%、医療設備が15.03%、吻合器部品が32.48%となっている。
 
 21年12月期の売上高は4億4649万元(前期比19.25%増)、純利益は1億1106万元(同38.36%増)。22年1〜9月期の売上高は3億1771万元(前年同期比3.26%増)、純利益は7751万元(同7.74%増)。
 
 昆船智能技術は6000万株を発行予定。1998年設立の国有企業で、20年に株式会社化した。スマート物流、スマート生産ライン分野のプランニング、研究開発、設計、生産、施工、運営、メンテナンスを主業務としており、物流企業やメーカーに対してソリューションプランや重要技術設備を提供している。スマート物流システム・設備はたばこ、酒、医薬、EC、軍事・軍需産業、自動車、家電、コンシューマーエレクトロニクスなどの分野で、スマート生産ラインシステムは主にたばこ、医薬産業で利用されている。22年1〜6月期における売上構成は、スマート物流システム・設備が59.23%、スマート生産ラインシステム・設備が33.67%となっている。
 
 21年の中国物流倉庫自動化サプライヤーの事業規模ランキングで第3位となっており、中国国内で強い影響力を持つスマート物流設備企業であるとともに、中国国内で数少ないたばこ産業向けの整ったスマート生産ライン設備を提供可能な企業である。
 
 21年12月期の売上高は19億1468万元(前期比18.23%増)、純利益は9982万元(同9.90%増)。22年1〜9月期の売上高は10億5797万元(前年同期比2.16%減)、純利益は5777万元(同41.28%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)