北京証券取引所では11月18日、曙光数拠基礎設施創新技術(872808/北京)と蕪湖雅葆軒電子科技(870357/北京)の2社が新規上場した。このうち、蕪湖雅葆軒電子科技は初値が公開価格を割り込むスタートとなった。
 
 曙光数拠基礎設施創新技術の初値は公開価格28.80元を21.53%上回る35.00元だった。終値は同9.31%高の31.48元だった。
 
 同社は02年設立の国有企業で、20年に株式会社化した。データセンターの高効率冷却技術を柱とするデータセンターインフラ製品サプライヤーであり、二相式液浸冷却データセンターインフラ製品、冷却板水冷データセンターインフラ製品、モジュール化データセンター製品の研究開発、生産、販売およびシステムインテグレーション、技術サービスの提供を主業務としている。21年12月期の売上高は4億753万元(前年同期比21.52%増)、純利益は9371万元(同37.50%増)。22年1〜6月期の売上高は1億4273万元、純利益は3043万元。
 
 新規上場に伴い調達予定の2億2752万元(約45億円)は、約77%の1億7457万元を液浸冷却データセンター製品改良・産業化研究開発プロジェクトに用いる。
 
 蕪湖雅葆軒電子科技の初値は、公開価格14.00元を約4.79%下回る13.33元だった。終値は同4.00%安の13.44元だった。
 
 同社は11年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。電子製品の研究開発、生産、販売を主業務としており、主な製品はプリント基板アセンブリ(PCBA)。ノートパソコンやタブレット型パソコンのディスプレイ制御、工業機器や医療機器のディスプレイの制御、自動車内の各種ディスプレイ制御、電子情報、セキュリティなどの分野で広く用いられている。中国のディスプレイ関連企業を顧客に持ち、パナソニックやフィリップス、三菱、EIZO、ガーミン、GEなど国際的に著名なメーカーの製品に同社の製品が用いられている。21年12月期のは1億9220万元(前期比2.20倍)、純利益は4677万元(約2.55倍)。22年1〜9月期の売上高は1億7403万元(前年同期比35.89%増)、純利益は4798万元(同42.65%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の2億363万元(約40億円)は、約75%の1億5363万元をハイエンドPCBA製品生産拡大プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)