上海証券取引所の科創板への新規上場を目指す、ネットワークセキュリティ関連企業の三未信安科技(688489/上海)が11月23日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1914万株を発行予定で、公募価格は78.89元。公募終了後速やかに上場する見込みだ。
 
 同社は2008年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。北京市に本社を置き、ネットワークセキュリティ用暗号化製品の研究開発、販売、サービスを主業務とする。中国国内の商用暗号化インフラ供給業者である。主要製品は暗号化ボード、暗号化装置、暗号化システムで、中国国産の暗号化アルゴリズムを全面的にサポートしており、各種情報システムに対してデータの暗号化、デジタル署名などの暗号化演算や、暗号化管理システムを提供する。金融、証券、電力、電気通信、石油、鉄道、交通、電子商取引、税関などの業界、および税関、公安、税務、水利、品質管理、医療保障などの政府機関に広く利用されている。
 
 これまでに、国家税務システム暗号化改良、上海市や山東省などの市政クラウドサービス、公安システム暗号化リソースプール構築、国家医療保障情報プラットフォームの暗号化などの大型プロジェクトに参加しており、21年における世界の暗号化ハードウェアセキュリティ市場ランキングで第9位となっている。20年における中国国内の商用暗号化市場シェアは0.41%となっている。
 
 21年12月期の売上高は2億7032万元(前期比33.51%増)、純利益は7469万元(同42.63%増)。22年1〜9月期の売上高は1億7197万元(前年同期比25.77%増)、純利益は2979万元(同75.33%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)