北京証券取引所では11月25日、上海辰光医療科技(430300/北京)、河南秋楽種業科技(831087/北京)の2社が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 上海辰光医療科技は1500万株を発行予定で、公募価格は6元。2004年設立の民営企業で、11年に株式会社化した。医用画像処理用超電導MRI設備の重要部品、科学研究用特殊磁性体の研究開発、生産、販売およびメンテナンスを主業務としている。製品は超電導磁性体、RF測定器、傾斜磁場コイル、パワーアンプ、グラジエントアンプなど超電導MRI設備に用いられる90%以上の部品を網羅している。医療機器の世界大手フィリップスなどを顧客に持つほか、中国科学技術大学、中国科技大学、中国科学院などの教育・研究機関と提携関係を持つ。
 
 1.5テスラ、3.0テスラ、7.0テスラの超電導磁性体の自社開発に成功したほか、0.2〜11テスラの特殊磁性体を取り扱っている。22年1〜6月期の売上構成は、RF測定器が30.84%、超電導磁性体が25.64%、MRIシステム部品が16.66%、その他MRIシステムハードウェアが23.88%となっている。
 
 21年12月期の売上高は1億9615万元(前期比37.69%増)、純利益は2334万元(同5.49倍)。22年1〜9月期の売上高は1億1674万元(前年同期比1.13%増)、純利益は745万元(同32.82%減)。

 河南秋楽種業科技は3304万株を発行予定で、公募価格は6元。00年に河南農科院有限公司として設立し、11年に株式会社化して現社名となった。トウモロコシ、小麦、落花生などの種子の育種、加工、販売や関連技術サービスの提供を主業務としている。充実した研究開発体制により各種種子の品種改良に取り組んでおり、「秋楽368トウモロコシ」など多くの優良新品種を開発してきた。
 
 21年における売上比率はトウモロコシ種子が64.49%、小麦種子が16.84%、落花生種子は48.88%となっている。20年におけるトウモロコシ種子中国市場シェアは売上高ベースで0.65%で業界13位、小麦種子は0.28%で業界62位となっている。
 
 21年12月期の売上高は3億3856万元(前期比24.60%増)、純利益は4007万元(同94.23%増)。22年1〜9月期の売上高は1億8651万元(前年同期比10.76%増)、純利益は851万元(前年同時期は83万元の純損失)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)