リチウム一次電池メーカーの力佳電源科技(835237/北京)が11月25日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格18.18元に対し、初値は3.25%安い17.59元だった。終値は同1.54%安の17.90元だった。
 
 同社は2004年設立で、15年に株式会社化した。小型リチウム一次電池の研究開発、生産、販売を主業務としている。主な製品はリチウムマンガン電池、フッ化黒鉛リチウム電池で、ボタン電池、円筒形電池、ソフトパック電池などの形状がある。売上の約9割はボタン電池だ。製品はコンシューマーエレクトロニクス、電子値札、スマート医療、スマートセキュリティ、スマート交通、スマートメーター、IoTなどの分野に広く用いられている。中国国内のほか、アジア、欧州、北米、南米などの地域でも販売されており、エナジャイザー、京東方、ジェイビル、広立登、仕野、デュラセル、東芝など国内外の著名企業と長期的に安定した提携関係を構築している。中国化学・物理電源業界協会の統計によれば、同社は20年における中国のリチウム一次電池販売規模が全国第6位で、リチウムマンガンボタン電池の生産規模は中国でトップクラスである。
 
 21年12月期の売上高は2億8462万元(前期比25.32%増)、純利益は4467万元(同48.74%増)。22年1〜9月期の売上高は2億5566万元(前年同期比22.10%増)、純利益は3638万元(同4.99%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の2億3500万元(約46億円)は、約91%の2億1500万元を新世代の高性能リチウム系電池産業化プロジェクトに、約9%の2000万元を研究開発センタープロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)