上海証券取引所では11月29日、北京晶品特装科技(688084/上海)、武漢長盈通光電技術(688143/上海)、天津美騰科技(688240/上海)の3社が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する予定だ。公募終了後、速やかに上場する見込み。
 
 北京晶品特装科技は1900万株を発行予定。2009年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。光電偵察設備および軍用ロボットの研究開発、生産、販売を主業務としており、主な製品はドローン光電ポッド、ハンディタイプ光電偵察設備、多機能暗視ゴーグル、爆発物処理(EOD)ロボット、携帯式偵察ロボットなど。軍用市場における地位の確立とともに、軍民両用技術の発展に取り組んでおり、救急救援、工場の巡回検査、農作物の収穫、医療など幅広い民間分野での利用拡大を目指している。22年1〜6月期における売上比率は、光電偵察設備が83.85%、軍用ロボットが11.03%となっている。
 
 21年12月期の売上高は4億2203万元(前期比48.31%増)、純利益は5993万元(同1.51%増)。22年1〜9月期の売上高は1億8012万元(前年同期比11.93%減)、純利益は1793万元(同6.92倍)。
 
 武漢長盈通光電技術は2353万株を発行予定。10年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。光ファイバージャイロスコープの重要部品である光ファイバーリングの研究開発、生産、販売、付帯サービスの提供を主業務としている。製品は主に戦術兵器、戦略ミサイル、軍用機、艦艇、装甲車、宇宙船、ロケットなどの位置、方向システム、姿勢・機首制御システム、コンパスシステムなどの光ファイバージャイロスコープに用いられており、航天科工集団、航天科技集団、兵器工業集団などの軍需工業企業グループ傘下の研究、生産機関と業務提携関係を結んでいる。22年1〜6月期の売上構成は、光ファイバーリングが59.04%、特殊光ファイバーが29.03%となっている。同社は68件の発明特許を含む117件の特許を取得しており、中国国内の光ファイバーリング業界内で上位にあるなど、業界内で高い技術力を持っている。
 
 21年12月期の売上高は2億6191万元(前期比21.57%増)、純利益は7656万元(同41.98%増)。22年1〜9月期の売上高は2億1284万元(前年同期比32.21%増)、純利益は5107万元(同37.73%増)。
 
 天津美騰科技は2211万株を発行予定。15年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。乾式選別機選別装置、列車自動積み込みシステムなど鉱工業用スマート設備およびシステムの提供を主業務とする。感知、分析、推理、意思決定、コントロールの機能を一体化したスマート設備・システムにより石炭分野で成長し、非鉄金属や非金属などの工業分野にも製品、サービスを提供している。国家能源集団、山東能源、陝煤集団、山西焦煤など国有の大型・中型石炭企業グループ傘下企業を顧客に持つなど、業界で高い知名度を持つ。22年1〜6月期の売上構成は、スマート設備が66.64%、スマートシステム・機器が25.93%。
 
 21年12月期の売上高は3億8353万元(前期比19.30%増)、純利益は8594万元(同6.32%減)。22年1〜9月期の売上高は3億1330万元(前年同期比37.31%増)、純利益は8281万元(同56.83%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)