ネットワークセキュリティ関連企業の三未信安科技(688489/上海)が12月2日、上海証券取引所科創板に新規上場した。公開価格78.89元に対し、初値は61.63%高い127.51元だった。終値は同51.48%高の119.50元だった。
 
 同社は2008年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。北京市に本社を置き、ネットワークセキュリティ用暗号化製品の研究開発、販売、サービスを主業務とする。主要製品は暗号化ボード、暗号化装置、暗号化システムで、各種情報システムに対してデータの暗号化、デジタル署名などの暗号化演算や、暗号化管理システムを提供する。金融、証券、電力、電気通信、石油、鉄道、交通、電子商取引、税関などの業界、および税関、公安、税務、水利、品質管理、医療保障などの政府機関に広く利用されている。21年における世界の暗号化ハードウェアセキュリティ市場ランキングで第9位となっている。20年における中国国内の商用暗号化市場シェアは0.41%となっている。
 
 21年12月期の売上高は2億7032万元(前期比33.51%増)、純利益は7469万元(同42.63%増)。22年1〜9月期の売上高は1億7197万元(前年同期比25.77%増)、純利益は2979万元(同75.33%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の4億343万元(約77億円)は、約36%の1億4721万元を暗号化製品研究開発強化プロジェクトに、約42%の1億7121万元を暗号化セキュリティチップ研究開発強化プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)