北京証券取引所では12月12日、合肥高科科技(430718/北京)と天津凱華絶縁材料(831526/北京)の2社が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。いずれも公募終了後、速やかに上場する見込みだ。
 
 合肥高科科技は2267万株を発行予定で、公募価格は6.5元。2009年設立の民営企業で、13年に株式会社化した。家電製品専用部品および金型の研究開発、生産、販売を主業務としている。主な製品は金属構造部品、家電製品装飾パネル、プレス金型で、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビなどに用いられている。高い製品開発力と信頼できる品質、サービス対応力の高さによりハイアール、京東方、美的、海信(ハイセンス)、TCLなどの著名な家電メーカーと長期的に安定した提携関係を築いている。
 
 22年1〜6月期の売上構成は、金属構造部品が72.98%、家電装飾用パネルが19.61%、プレス金型が6.69%となっている。21年の中国における冷蔵庫ヒンジ部品市場シェアは11.75%、冷蔵庫ビーム構造部品シェアは8.12%、冷蔵庫背面構造部品シェアは5.00%、テレビ背面ボード構造部品シェアは0.77%、洗濯機パネル構造部品シェアは0.43%などとなっている。
 
 21年12月期の売上高は8億5853万元(前期比35.15%増)、純利益は4401万元(同2.14倍)。22年1〜9月期の売上高は6億5883万元(前年同期比12.19%増)、純利益は3068万元(同12.33%増)。
 
 天津凱華絶縁材料は1800万株を発行予定で、公募価格は4元。00年設立の民営企業で、14年に株式会社化した。電子部品封止材料の研究開発、生産、販売を主業務としており、エポキシ粉体封止材、エポキシ樹脂封止材が主製品。売上の9割以上はエポキシ粉体封止材だ。

 TDKや台湾の興勤電子工業、厦門法拉電子(600563/上海)、風華高科(000636/深セン)など中国内外の著名電子部品メーカーと長期的に安定した提携関係を持つ。なかでもTDKは売上の20%前後を占める最大の顧客だ。中国本土、台湾のほか、インドネシア、韓国、スロベニアなどの国・地域でも同社の製品が販売されている。21年の世界電子部品用エポキシ粉末封止材市場シェアは約12%で、中国国内企業の中でトップとなっている。
 
 21年12月期の売上高は1億3623万元(前期比33.42%増)、純利益は2047万元(同1.73%増)。22年1〜9月期の売上高は8841万元(前年同期比12.38%減)、純利益は1266万元(同14.03%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)