【上海IPO】防空警戒レーダー製造の航天南湖電子信息技術、初値は公開価格を29.90%上回る27.5元
同社は1989年に沙市市南湖機械総廠として設立。2015年に株式会社化して荊州南湖機械股フェンとなった後、17年に国有企業・中国航天科工傘下に入り、現社名となった。防空警戒レーダーおよびレーダー部品の研究開発、製造、販売、関連サービスを主業務とする。中国の防空警戒レーダー主要メーカーの一つであり、中国国内の軍関連期間および軍需工業グループ向けにさまざまなタイプの防空警戒レーダー製品を提供している。
22年12月期の売上高は9億5300万元(前期比19.56%増)、純利益は1億5680万元(同20.14%増)。23年1〜3月期の業績予測は、売上高が4800万〜5300万元(前年同期比4.13〜4.56倍)、純損益は1750万〜2250万元の赤字(同18.29〜36.45%の赤字減)。
新規上場に伴い調達予定の9億1000万元(約178億円)は、約53%の4億8600万元を生産スマート化改良プロジェクトに、約26%の2億3800万元を研究開発テスト拠点建設プロジェクトに、約20%の1億8600万元を流動資金の補充に用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)