26日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比151.97ポイント(0.94%)安の16059.99ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が82.46ポイント(1.51%)安の5386.25ポイントと4日ぶりに反落した。売買代金は564億8560万香港ドルに縮小している(25日前場は699億4460万香港ドル)。
 売り圧力が意識される流れ。ハンセン指数は前日まで3日続伸し、累計で8.4%上昇していた。米半導体大手の業績見通しが下振れしたことを受け、エレクトロニクス株に売りが出たことも全体相場の重しとなっている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国の政策に対する期待感や、米長期金利の低下が相場を支えている。ハンセン指数などは高く推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(992/HK)が8.6%安と下げが目立っている。中央処理装置(CPU、MPU)世界最大手の米インテルが25日発表した第1四半期の売上高見通しは予想を下回り、PC需要の縮小が連想された。ハンセン科技(テック)指数は2.7%安と他の指数をアンダーパフォームしている。
 スマートフォン部材・組立の銘柄群が急落。丘タイ科技(1478/HK)が6.5%安、高偉電子(1415/HK)と瑞声科技HD(2018/HK)がそろって5.9%安、舜宇光学科技(2382/HK)が4.9%安、比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)が5.3%安、小米集団(1810/HK)が3.5%安で引けた。
 自動車セクターも安い。中国恒大新能源汽車集団(708/HK)が6.3%、理想汽車(2015/HK)が4.0%、比亜迪(1211/HK)が3.7%ずつ下落した。メーカーのほか、ディーラーも売られる。広匯宝信汽車集団(1293/HKが14.2%安、中升集団HD(881/HK)が10.2%安と値を下げた。
 中国不動産セクターの一角もさえない。旭輝(884/HK)が3.9%安、遠洋集団HD(3377/HK)が3.8%安、合景泰富集団HD(1813/HK)と世茂集団HD(813/HK)がそろって2.9%安で前場取引を終えた。
 半面、カジノや映画のレジャー関連は物色される。銀河娯楽集団(27/HK)が3.3%、新濠国際発展(200/HK)が2.4%、澳門博彩HD(880/HK)が2.1%、歓喜伝媒集団(1003/HK)が4.8%、アイマックス・チャイナHD(1970/HK)が1.5%ずつ上昇した。
 他の個別株動向では、石油生産大手の中国海洋石油(883/HK)が1.5%高。2024年の生産目標(前年比4〜7%増)を明らかにしたことが材料視された。
 一方、本土マーケットも4日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.38%安の2895.14ポイントで前場の取引を終了した。ハイテク株が安い。エネルギー株、医薬株、消費関連株、軍事関連株なども売られた。半面、不動産株は高い。公益株、素材株、運輸株、銀行株も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)