7日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比11.95ポイント(0.07%)安の16124.92ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が39.03ポイント(0.71%)安の5434.72ポイントと反落した。売買代金は605億560万香港ドルとなっている(6日前場は546億4280万香港ドル)。
 前日急伸した反動で、ひとまず売りに押される流れ。ハンセン指数は昨日、中国の相場支援策などを手がかりに4.0%高と急反発していた。また、中国不動産業を巡る不透明感が続いているほか、一部半導体企業の決算不振も重しとなっている。もっとも、中国の相場支援スタンスに対する期待感は根強く、下値を叩くような売りはみられていない。指数は高く推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、本土不動産の下げが目立つ。中国海外発展(688/HK)が4.6%安、龍湖集団HD(960/HK)が4.5%安、華潤置地(1109/HK)が3.7%安で引けた。販売不振が懸念される。中国海外発展が報告した1月の営業実績では、成約額が前年同月比で2割落ち込み、4カ月連続のマイナス成長に陥った。
 半導体セクターも安い。華虹半導体(1347/HK)が9.1%、中芯国際集成電路製造(981/HK)が6.8%、晶門半導体(2878/HK)が5.7%ずつ下落した。業績低迷がネガティブ。華虹が発表した10〜12月決算は78%減益を強いられ、中芯国際集成電路製造の決算は55%減益だった。
 半面、医薬・医療関連の一角はしっかり。バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が7.3%高、創薬支援の無錫薬明康徳新薬開発(2359/HK)が6.7%高、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が5.3%高で前場取引を終えた。薬明生物と無錫薬明に関しては、標的とされた米バイオ企業規制案の警戒感がやや薄れている。外電が報じたところによれば、同法案は米上院で阻止される可能性があるという。
 スマートフォン部材・組立の銘柄群も高い。丘タイ科技(1478/HK)が8.2%、舜宇光学科技(2382/HK)が4.5%、高偉電子(1415/HK)が3.3%、瑞声科技HD(2018/HK)が1.4%、比亜迪電子(285/HK)が1.2%ずつ上昇した。業績改善が期待される。丘タイ科技の1月カメラ部品出荷は前年同月比で93%増加し、4カ月連続のプラス成長を達成した。舜宇の1月スマホ用レンズ出荷は54.8%増加。9カ月連続でプラス成長した。
 一方、本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.91%高の2814.89ポイントで前場の取引を終了した。医薬株が高い。ハイテク株、消費関連株、証券株、不動産株、インフラ関連株、素材株なども買われた。半面、銀行株は安い。エネルギー株、公益株も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)