RIZAPグループ <2928> は14日大引け後、24年3月期業績予想の上方修正と中期経営計画の改定、従来通りの25年3月期の復配方針を発表した。

 連結売上収益予想については従来の1720億円(前期比11.0%増)を据え置き、営業損益を45億円の赤字から18億円の赤字(前期は45億500万円の赤字)に、親会社株主に帰属する当期損益を90億円の赤字から69億円の赤字(同127億3300万円の赤字)に、赤字幅を縮小した。

 同社が注力するchocoZAP事業は急成長を続けており、ブランド開始から約1年5カ月でフィットネス業界において日本で初めて会員数100万人を超えた。会員数、出店数がともに当初の想定を上回って順調に増えていることから、23年11月度から同事業は月次決算ベースで黒字化を達成。引き続き第4四半期も好調な推移が見込まれるため、今回の上方修正を実施した。

 なお、同日発表の第3四半期累計(23年4月−12月)の連結決算は売上収益1229億8800万円(前年同期比6.7%増)、営業損益47億6900万円の赤字(前年同期は10億8900万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期損益は76億9100万円の赤字(同86億1900万円の赤字)だった。

 一方、業績が順調に進ちょくしていることを踏まえ、中期経営目標の再設定を中心とした中期経営計画の改訂を行った。26年3月期の目標を連結営業利益300億円、chocoZAP期末店舗数2800店舗(今期末予想1370店舗)、会員数275万人(2月14日時点112万人)、27年3月期は連結営業利益400億円、店舗数3800店舗、会員数350万人とした。

 投資については、当初4年間で500億円を計画しており、現時点の進ちょく率は73%(投資計画500億円に対して投資済金額369億円)となっている。今回の中期経営計画の改訂に伴い、今後3年間(2025年3月期から2027年3月期まで)の投資計画を400億円と設定し、chocoZAP事業への戦略的な投資を継続していく方針だ。投資資金はこれまで金融機関からの借入金が中心にノンコア資産の流動化等による調達だったものの、今後3年間は、従来方針に加え、来期以降は財務状況に応じて事業から創出されるキャッシュフローによる再投資の割合も増加させていくという。

 さらに、chocoZAP事業の収益事業化が順調に進展していることから、当初想定通り25年3月期には株主還元策の一環として復配する予定。25年3月期の黒字化および安定的な財務基盤構築による配当原資の確保を前提に、同社が構造改革を開始した19年3月期以前と同水準の連結配当性向20%を配当方針とする。