中国では日系車の販売が好調である一方で、日系車は「ボディの鋼板が薄く、安全性に劣る」というデマが存在する。このようなデマが広まった経緯は不明だが、中国人ならば必ず一度は目にしたことがあると言っても過言ではないほど有名なデマだ。
 
 中国メディアの捜狐はこのほど、中国では自動車選びにあたって安全性を重要視する消費者が多いにもかかわらず、「ボディの鋼板の厚さ」で安全性を測ろうとする間違った知識が広まっていると伝え、「中国人は日系車の安全性を嘲笑しているが、米国では日本車の安全性が高く評価されている」と紹介する記事を掲載した。
 
 米国道路安全保険協会(IIHS)が実施している安全性評価試験において、安全性が高い車は「トップセーフティピック+(プラス)」と評価される。記事は、IIHSは米国保険業界によって設立された非営利団体であり、その安全性評価試験は世界で最も厳格な試験の1つであると紹介、その試験で高い評価を得るということは「自動車の安全性に対するお墨付きを得たことを意味する」と指摘した。
 
 さらに、「トップセーフティピック+(プラス)」を獲得した日本車は数多く存在することを指摘し、米国における厳格な安全性評価試験の結果と、中国で「鋼板の厚さ」で推し量られる日系車の安全性に対する評価には大きな乖離があることを指摘。
 
 中国で多くの消費者が手で自動車のボディを押してみて、どれくらい凹むかという原始的な方法では「鋼板の厚さ」を測り、それを以って安全性を推し量ろうとする。このようは方法で自動車の安全性を評価するのは不可能であり、記事は「中国人は日系車は鋼板が薄いため、安全性が低いと嘲笑しているが、米国では日本車の安全性が高く評価されている」と伝え、鋼板の厚さで安全性を測ろうとする中国人の行動について「間違った方法」であると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメーシ?写真提供:(C)Kobby Dagan/123RF)