中国メディア・今日頭条は20日、日本の自動車エンジニアと中国の自動車エンジニアを比較したうえで「われわれは一体どこで負けているのか」とする記事を掲載した。
 
 記事はまず、待遇面で比較。「日本の自動車企業ではエンジニアはみんな自分の給料が低いと言うが、他社に移る人はとても少ない。そして、移籍しても給料は対して上がらないのだ。中国の企業ではみんな給料が低いと言い、多くの人が移籍する。なぜなら、同じ会社にいるよりも、移籍した方が給料が多く上がるからだ」とした。
 
 続いてチーム力の差について触れ「日本人が10人そろえば1人のリーダーのもとで力を合わせて前進し、龍にも勝つことができる。しかし中国人が10人そろうと『船頭多くして船山に登る』状態となり、虫1匹にも及ばないことがある」と説明している。
 
 また、中国人は「自分のミスではない。自分は正しい」と主張するため、問題の所在が見つからずにプロジェクトがご破算になることがあると指摘。一方で日本人はみんな自分のミスを認めて改善に努めるために、プロジェクトが成功しやすいと解説した。さらに「大ボス」が視察にやってきた際に、普段からしっかりやっている日本人は通常通りの動きを見せるが、中国企業ではその時だけちゃんとやっているように見せる傾向があるとした。
 
 このほか、日本企業にはそれぞれ細分化された分野の専門家がおり、いずれも長年1つの畑を歩んできた超スペシャリストである一方、専門外のことは全く分からないと紹介。中国企業の人材はいろいろなことをある程度知っているものの、特定の分野の細かい専門知識が必要な問題に対応できないと伝えている。
 
 記事を読んだ中国のネットユーザーからは「中国のエンジニアは、この仕事に就いていることに対する優越感や幸福感が感じられない。それゆえ新しいものを生み出す力がないのだ」、「わが国のエンジニアと呼ばれている人たちは模倣や盗作をしているだけ」、「管理の問題。中国企業はマネジメントに秩序がない」といった意見が寄せられた。
 
 「この仕事に就けて幸せを感じる」という充実感や誇りを従業員に持たせることは、モチベーションや生産性を高めるうえでとても重要だ。技術面の差よりも、人材が優れたパフォーマンスを発揮する環境づくりといった点での差が、日中両国の企業間では大きいのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)