日本の国土面積は中国の約26分の1であるのに対し、人口は約10分の1である。中国人が「日本は狭くて人が密集している国」というイメージを持つのも無理はない。しかし、日本よりも中国の方が狭いくて人が密集した空間がある。それは、大学生の宿舎だ。
 
 中国メディア・今日頭条は19日「どうして日本は中国よりも狭くて密集しているのに大学の宿舎は1人部屋で、われわれのように4−8人部屋ではないのか」とする記事を掲載した。
 
 記事は「日本や米国などの大学は、われわれのように集団宿泊する宿舎がない。それはなぜか」としたうえで、その理由を説明している。記事によれば、大学の収入源、そして設立の目的の違いが大きな原因だという。中国の大学は社会福祉の性質を持つ公立学校であるため、学校の収入はおもに政府の補助によるものであり、全ての学生に住む場所が支給されるとのこと。一方、日本の場合は公立と私立が混在しているものの、主な収入源はいずれも学費であり、学校は学生の住まいには関与しないとしている。
 
 また、大学設立の目的について「根本的に違うのは、国外の大学は教育だけに責任を負うが、中国国内の大学は教育とともに学生の管理も重視する。国外の大学にはクラス担任もいなければ指導員もいないのだ」と説明した。中国の大学は、学生への知識や技能の伝授のみならず生活指導をも担うため、学生の管理がしやすいように1部屋4人から8人という宿舎を提供しているということのようだ。
 
 日本人にしてみると、中国の大学の宿舎はまるで全寮制の中学や高校、あるいは運動部の宿舎のような印象を覚える。中国の大学が学生の生活管理も担っているという話を聞けば、「なるほど」と納得するかもしれない。そして一方で「大学生にもなって生活管理されるというのは・・・」という気持ちにもなりはしないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)