中国では日本の技術力は高く評価されている。だが、現在日本がベトナムに建設中の橋に沈下が見られるというベトナムの報道を受け、中国メディアの参考消息はこのほど「日本の橋建設の技術は中国に劣るのか」と問いかける記事を掲載した。
 
 この橋はラックフェン港連絡路と呼ばれる海上橋で、全長およそ15キロメートルに及ぶ。日本の政府開発援助(ODA)によって建設が行われており、完成すればベトナムで最長の橋となる大きなプロジェクトで、2017年8月の完成が予定されている。
 
 完成を控えたこの時期に、記事は「ベトナムでは橋が徐々に沈下しているとの報道がなされている」と伝え、多くのベトナム人を震撼させていると紹介。ベトナム側が完成を前に検査を行ったところ、橋の接合部に問題があり、路面の平坦さが基準に達していなかったほか、橋のたもと部分では想定以上の沈下が確認されたという。
 
 ベトナムメディアの報道に対し、中国人ネットユーザーからは「日本の匠の精神はどこへ行ったのか」、「日本の橋建設技術は中国に劣るのか」という声があがったと紹介。「中国は資金面や人材、経験の点でもはや日本を上回る」という意見や、「70年代は欧米、90年代は日本が世界をリードしたが、21世紀は中国が橋建設技術で世界をリードする」という声もあった。
 
 記事は、年内完成を見込んでいる、香港・広東省珠海市・マカオを結ぶ世界最長の海上橋「港珠澳大橋」は17年内に完成することを伝え、中国の橋建設技術は「世界に並び、そして追い越す時期に入った」とまとめている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)