中国のインターネットメディアで今日よく読まれている記事をお届けします。
 
 中国版ツイッター微博において、ある中国人ユーザーが「日本の友人が使っていた中国語の教科書」として紹介しているテキストの内容が、あまりにも面白すぎるとして話題になっている。
 
 画像から文章を抜粋するとこのような内容の中国語が書かれている。
 
 
A:こんにちは
 
B:こんにちは
 
A:あなたの苗字は何ですか?お名前は?
 
B:私は孫です。孫悟空です。あなたのお名前は?
 
A:私は陳です。陳褘です。
 
B:あなたのご職業は何ですか?
 
A:私は和尚です。法名は玄奘三蔵といいます。あなたはサルですか?
 
B:はい、私はサルです。
 
A:あなたは何歳ですか?
 
B:今年で1219歳です。
 
 
 初めて出会った時の孫悟空と三蔵法師の会話が、西遊記のストーリーを背景に、初級レベルの単語と文法で淡々とつづられており、テキストの下部には注釈もある。例えば孫悟空の年齢については、生まれたのが紀元前580年ごろ、三蔵法師に出会ったのが西暦639年であることから算出したとのこと。中国語を学びつつ、西遊記の世界にも触れられる仕上げになっているようだ。
 
 これを見た中国のインターネットユーザーの反応は、「面白すぎる」と笑って受け止めるタイプ、「文化の冒涜ではないか」と批判するタイプ、「中国の英語の教科書だってこんなものだろう」と冷静にコメントするタイプの3パターンに大きく分かれるようだ。
 
 また中国メディア毎日頭條の記事では、「もしもこの孫悟空のテキストがおかしいと思うなら、こんなものもある」として、中国語学習者にはおなじみの相原茂先生の著書「必ず話せる中国語入門―中国が認めた!ほめた!最強の入門書」を紹介している。
 
 同書は2006年に「最も人気のある国際中国語教材」に選出されたテキストで、まさに「中国が認めた」一冊。中でも中国人ユーザーに注目されているのは「Mao?s eye」というコラムコーナーだ。例えば、
 
 
男:僕のうちすぐそこなんだけど、遊びに来ない?
 
女:ふざけんなよ
 
 
娘:パパ、私あれ欲しい
 
父:お前最近どんどんママに似てきたな
 
 
というような、簡単な単語を使った短いフレーズだけれど、いわゆる教科書どおりではない、日常的な(?)会話例を紹介しているのだが、今までにない斬新さが受けて、2015年ごろにも中国で話題になっていた。
 
 
 テキストの面白さ、わかりやすさは、学習意欲に直結するもの。架空のクラスメイト「孫さん」と「陳さん」の教室での会話を読むよりも、ずっと興味がわくような気がします。中国の日本語の教科書もぜひ見てみたいですね。(イメージ写真提供:123RF)