2020年の東京五輪に向けて、卓球やバレーボールを始めとする様々な競技において日本と中国が対抗意識を燃やしている。女子バスケットボールもその1つだ。中国メディア・今日頭条は1日「日本の女子バスケが強い秘密」とする記事を掲載した。
 
 記事は「ここ数日、中国のバスケファンは日本の女子バスケに思い知らされた。アジア杯ではほぼベストメンバーの中国が、中心選手2人を欠く日本に逆転負けしたうえ、日本は世界ランク4位のオーストラリアを倒して優勝したのだ」と紹介。日本と中国の実力差は開きつつあり、昨年のリオ五輪以降その傾向が顕著になっているとした。
 
 そのうえで、中国のバスケファンやメディア、選手や監督が日本の女子バスケに抱きかねない誤解が2つあると指摘。その誤解とは「日本の強さは帰化選手や外国人を親に持つ選手頼み」、「体格上の制約や伸びしろが少なく、欧米の強豪に打ち勝つのは難しい」であると伝えた。
 
 記事は「日本代表は確かに背は低いが、機動力はとても高い。もっとも恐るべきは、十分なマッチアップ能力とフィジカルを持っており、全体的なディフェンス力が最後まで保たれることだ」と説明。また、日本の女子バスケが中国に対してアドバンテージを持っている点として「中学校、高校の部活動の充実に起因する、素材選びでの優位性」、「体格で劣ることから常にチャレンジ精神を持てる、心理的な優位性」、「基本技術の優位性」、「マッチアップを恐れない優位性」、「ディフェンスの優位性」の5点を挙げて説明している。
 
 サッカーにしろ、女子バスケにしろ、中国のスポーツ界が抱えている問題は、ユース育成の方法だ。青少年を育てる体制と環境を整えるのは、すぐにできることではない。数十年という長い目で見て取り組まなければならない課題だ。もちろんその過程においてベストを尽くす必要はあるが、その場その場の勝利ばかりに気を取られていては、問題の解決は先送りされる一方だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)