洋食、中華以外にもイタリア料理やスペイン料理、インド料理やタイ料理など、様々な国の料理を気軽に楽しむことができる時代になった。日本料理も近年はヘルシーであるとして世界で人気となっているが、中国メディアの一点資訊はこのほど、フランス人の批評をもとに「中華料理はなぜ海外で日本料理ほど高級と見なされないのか」を考察する記事を掲載した。
 
 海外では、5つ星の高級ホテルでも中華レストランがテナントとして入っていることはごく一般的ではあるものの、記事は「日本料理の店の方がミシュランガイドに多く紹介され、海外の人々の意識の中でも日本料理の方が高級と見なされている」と主張し、それはなぜなのかと疑問を投げかけた。
 
 続けて、中国と日本で仕事をしたことがあるというフランス人の見解として、中華料理には問題があると主張。たとえばチンジャオロースを頼んでその日はピーマンの細切りが使われていても、次に頼んだ時はパプリカが使われているというように「同じ料理を注文しているのに具材や味が適当過ぎる」とした。またフランス料理は厳密に調味料を計量し、調理と味付けをしなければ客を満足させることはできないのに、中華料理はこんなに「大まか」で良いのかと疑問を呈した。
 
 厨房の様子は比較すると、日本料理はあらゆる工程が「明確にルール化」されていて、たとえば貝は天然ものか、養殖かに関わらず、同じように何度も洗浄するが、中国人は違うと主張。「日本人の完璧を求める姿勢が日本料理の成功をもたらした」とした。
 
 また日本人は食べ物を重んじるゆえに食事は静かに食べ、食材や作り手に対しての敬意を持っており、料理人が修行を積み腕を磨いて作り出される料理は芸術的でもあるとした。一方、米国の各都市での路地を入れば中華料理の店が大盛況であるのが分かるとし、一般大衆からは中華料理は愛されており、5つ星ホテルから一般的なレストランまで広く展開されているのが中国料理の魅力と主張している。大衆的な料理から高級料理まで、様々な選択肢があるゆえに中華料理は多くの人に愛されていると言えるだろう。そこに優劣をつけることは難しいのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)