本格的な自動車社会に突入した中国だが、過去には二輪車が人びとの足だった時代もある。1980年代末の中国では多くの家庭が二輪車を所有していたが、当時の中国ではホンダやヤマハといった日本のバイクは憧れの的だったという。

 中国メディアの今日頭条は12日、1996年に生産されたホンダの二輪車「CB125T」が中国で非常に良い状態で見つかったと伝えたところ、中国ネットユーザーから「懐かしい」といった声とともに、「日本製品はやっぱりすごい」といった声が上がった。

 記事は、バイク市場が拡大し始めた1980年代末の中国では、多くの中国メーカーが市場に参入したほか、日本をはじめとする国から多くのバイクが輸入されたと紹介。そして中国で人気を集めた輸入バイクの1つが「CB125T」だと紹介し、中国国内でこのほど、非常に良い状態の「CB125T」が見つかったと伝え、その写真を複数掲載した。

 20年以上も前に生産されたバイクだが、保管の方法が良かったのだろう、若干の使用感はあるものの、まだまだ現役で乗り続けることができそうな外観だ。記事は「20年も経過しているというのに、これだけ美しい状態を保てているのは奇跡」とし、最後に乗ってから12年が経過しているというが、タイヤなど一部を交換した以外は「ネジすべてにおいても生産当時のまま」だとし、「ずっと放置されていても、腐食などが進んでいなかった」ことに驚きを示した。

 1980年代末の中国では日本から輸入された「CB125T」は4万元(約69万円)ほどもしたため、多くの中国人にとっては到底手が出ず、憧れのバイクとして認識されていたようだ。ちなみに、当時は「CB125T」より安い価格でマンションの一室が買えたような時代だったらしいが、記事には「当時の中国でCB125Tに乗っているということは、現在の中国で100万元(約1730万円)の車に乗っているのと同じ」、「やっぱり日本製品は一生使えるんだな。20年前のバイクでもこんなに状態が良いなんて」などのコメントが数多く寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)(イメーシ?写真提供:(C)razihusin/123RF)