日本のサービス業の質の高さは有名だが、引っ越しサービスも非常に優秀だという。中国メディアの今日頭条は11日、日本在住の友人を持つという中国人の手記を掲載し、日本の引っ越し業者は何でも請け負ってくれるという「伝説」は本当だったとする記事を掲載した。

 中国にも引っ越し業者はあるが、思いのほか安くはなく、しかもただ荷物を運ぶだけで、荷物や家に傷がつかないように注意するなどの細やかさは期待できない。それどころか引っ越しが終わるといくつか荷物がなくなっているという話も頻繁に耳にする。これは、日々進化している日本の業者とは雲泥の差があるといえるだろう。

 記事は、中国国内で引っ越しを経験したことがある人なら誰でも分かることと前置きしつつ、「中国では業者を利用しても引越しは楽にはならない」と指摘。それに比べると、日本の引っ越し業者のサービスは「伝説」と呼ぶべき水準だという。筆者の友人が利用したそうだが、その細かなサービスを絶賛していたと紹介した。例えば、割れやすい皿は梱包せずに箱詰めできる専用の箱が用意されていて、靴は型崩れしないように、服はしわにならないようにと業者がそれぞれ専用の移動式シューズケース・ハンガーボックスを持ってきてくれたという。日本の業者はプロとしての意識が高いといえそうだ。

 また、スタッフが皆礼儀正しかったことや、邪魔になりがちな子どもが引っ越しの作業中に静かに遊べるようにとおもちゃを用意してくれたことなど、「細やかで行き届いたサービス」に感動したそうだ。こうした説明を聞いても、中国人は想像もつかないに違いない。筆者は、中国国内の引っ越し業者のお粗末さが我々の想像力を制限している、とため息交じりに締めくくった。

 日本の引っ越し業界は競争が激しいため、荷造り・荷解き、不用品の引き取り、養生、配線サービス、ハウスクリーニングなどのサービスで差別化を図っている現状もあるだろう。当然、サービス内容が増えれば値段も張るが、非常に便利なサービスであることに間違いない。行き届いたサービスという点で、日本は生活しやすい国と言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)