中国では高速鉄道などと並んで、中国人にとってなくてはならない存在となったネットショッピングが「中国の新4大発明」の1つに数えられることがある。ネットショッピングは中国で生まれたものではないが、火薬や紙、印刷術、羅針盤という「古代中国の4大発明」になぞらえて、その発達ぶりを強調していると言える。

 中国ではネットを通じた予約や宅配、デリバリーのサービスも非常に発達しているが、これらのサービスが普及した背景には「バイク便」の活躍がある。中国の街中では荷物を満載したバイク便の運転手が渋滞する自動車の間をすり抜けて行く光景をよく目にするが、こうした光景に慣れた中国人からすると、日本と中国では街中の「物流」に大きな違いが感じられるという。中国メディアの今日頭条は20日、日本を訪れた中国人が注目した、街中を行き交うある乗り物について紹介した。

 この中国人が日本で気になったという乗り物は貨物用のトラックだ。中国でも急速な経済発展の過程で、貨物トラックが物流の中心的役割を果たしてきたのは事実であるが、中国の場合は大型のトラックが一般的だ。それゆえ日本の街中で大型トラック以外に小型のトラックや様々なタイプの小奇麗なトラックが走っているのは中国人の目には新鮮に映るようだ。

 中国では物流や工事現場で使用される大型トラックは埃まみれで、車体の色もはっきりわからないほど汚れているのが一般的だが、街中では滅多に見かけない。それに比べると日本では、比較的小型のトラックは宅配や業務上の荷物の運搬、工事現場で使用されるものなど様々な用途で街中を走っていて、それらが皆「小型」であることに驚きを見せている。

 また、中国では軽トラックも見かけない存在であるため、「微小トラック」と感じたらしいが、「中国でもこうした微小トラックを活用すれば効率が上がるのに」としている。しかし、ネットユーザーからは「中国では路上駐車で取り締まられてしまうから、小型であってもトラックは宅配には不向きだ。やはり、宅配にはバイク便の方が便利だ」とする声が多数寄せられていた。日本ではバイク便は1度に運べる荷物の量が少ないため、非常に迅速な配達を実現している代わりに料金は高めだ。一方、中国は人件費が安いうえに、ネット通販やデリバリーは配達までのスピードが重視されるため、バイク便が広く使用される傾向にある。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)