日本は経済大国ではあるものの、国債の発行が非常に多く多くの債務を抱えている国だ。中国メディアの一点資訊は11日、日本の借金は世界一だとする記事を掲載した。国内総生産(GDP)では世界第3位だが、予算のかなりの部分を国債で賄っており、対GDP比債務比率が世界一だと指摘している。

 今年度の日本の予算案は、101兆4564億円と初めて100兆円を超え、過去最大となった。記事は、社会保障費が高齢化に伴って増加したほか、防衛費も5兆2574億円に増加し、いずれも過去最大になったと伝えた。また、予算の3分の1近くが国債の発行により解決されると日本の現状を紹介した。

 もっとも、債務が増加しているのは日本だけではない。記事によると、国際通貨基金(IMF)の発表した世界各国の国債の合計は、過去最高となる250兆ドルに達したとされ、世界的な傾向であることが分かる。しかし、対GDP債務比率で日本は突出しているという。記事によると、米国は105%なのに対し、日本は世界で唯一200%超えの238%となっており、2位のギリシャでも182%で、中国は47%だと紹介した。日本が世界一の借金大国というのに間違いはない。

 記事は、日本は今でこそGDP世界第3位の経済大国だが、GDPの成長率が低くこのままいけば4位のドイツに追い越されるかもしれないと指摘。一人当たりのGDPでドイツは世界ランキング17位だが、日本は23位であり、平均収入も日本が横ばいなのに対してドイツはほぼ毎年増加していることからも、このままでは追い越されることになりそうだと指摘した。

 確かに、対GDP比での政府総債務残高で日本は財政危機に陥ったギリシャより多く世界一である。しかし、日本は多額の金融資産を有しているほか、対外純資産でも世界一の額を誇っており、何より国債はすべて円で発行されているため、ギリシャのように財政破綻してしまうことはないと言われている。とはいえ、このまま借金を重ねていいはずはなく、財政の健全化は急務といえるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)