中国メディア・東方網は25日、日本の茶道が持つ意味や性質について紹介する記事を掲載した。
 
 記事は、日本では茶道が身を修め人間性を養うための手段であるだけでなく、社交の場でもあると紹介。日本人は茶を味わう芸術を通じて客をもてなし、親交を深めるのだとしたうえで、日本の茶文化を感じることは日本におけるビジネス視察でも欠かせない体験なのだとの考えを示した。

 そして、日本の茶道には主人と客人の和、相互間の尊敬の情、清浄無垢な心、一切のことを忘却し茶を味わうことに専念することを表わす「和敬清寂」という特色があるとしたほか、茶会に対して「たとえ同じ主客で何度も茶会を開いたとしても、今回の茶会で流れている時間は今後どうやっても再現できない」という「一期一会」の精神を持っていると説明。このため、主人は客人に対し深い情を込め、どんなに細かい部分でも疎かにすることなく、客人も今は二度とない時間との心構えをもって参加し、誠意をもって交流する必要があるのだと伝えている。

 また、日本の茶道の手順は中国の茶芸と同様に複雑であるうえ、特に茶を飲む作法上の細かい要求が非常に多いとした。そして、「客人が部屋に入ってから決まった作法に基づき炭をおこし、湯を沸かし、茶をたてて客人に献上する。客人は恭しく両手で茶碗を受け取った後、茶碗を三度まわしてゆっくりとのみ、茶碗を返す。これらの動作1つ1つが欠くべからざるものなのだ」と説明した。

 そのうえで記事は、日本の茶道はその手順が煩瑣である一方、非常に儀式感の強いものであるとしたほか、宗教、哲学、倫理、美学が一体化した文化芸術でもあると紹介している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)