中国メディア・東方網は15日、「中国が建設を断って日本が受注したインドの高速鉄道は、5年経ってどれだけ進展したのか」とする記事を掲載した。

 記事は、今や世界第二の経済大国となった中国にとって高速鉄道はシンボル的な存在であり、多くの国が中国の助けを借りて高速鉄道の建設を進めていると紹介。一方で、5年前にインドから約600キロメートルのインドの高速鉄道建設プロジェクトを持ちかけられるも断ったとし、「そのころ中国はアフリカのインフラ整備支援に力を注いでいて、インドに構っている暇がなかったのだ」とその理由を説明した。

 そのうえで、中国が見送ったインドの高速鉄道建設は日本が引き受けることになり、世界初の高速鉄道である新幹線を建設し、中国の建設技術が急成長を遂げるまでは世界トップの技術力を誇っていた日本による質の高い高速鉄道建設が期待されたものの、5年が経過した現在もなお完成には至っていないとした。

 記事はその理由について、伝統的な農業大国で、農民たちが自らの土地に大いに愛着を持っているインドにおいて、農民が高速鉄道建設のために土地を収用されることを拒んだことがあると説明。多くの都市で抗議活動が行われ、民衆の圧力によってプロジェクトは再三遅延を余儀なくされてしまっているのだと伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)