日本では保育所不足が深刻となっており、待機児童問題はなかなか解決できていない。中国では祖父母が孫の面倒を手伝うか、それが難しければベビーシッターや家政婦を雇う習慣がある。そのため、日本では家政婦を雇う人があまりいないことを中国人は不思議に思うようだ。中国メディアの今日頭条は17日、「なぜ日本には家政婦を雇う習慣がないのか」と題し、日本の習慣を紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本では多くの母親が自分で子どもの面倒を見ると紹介。親に頼る習慣がなく、幼稚園も慢性的に不足していて、会社は子持ちの母親に理解がないことが多く、多くの女性は出産・育児に専念するために専業主婦にならざるを得ないのだと分析した。

 こういう状況の場合、中国では家政婦などを雇うことになるが、日本人はほとんどそうしない理由として記事は、「値段が高くて雇えない」と指摘。香港やシンガポールなどでは外国人の家政婦を雇う家庭が少なくないが、日本では外国人労働者の制限が多く、そうそう簡単には雇えない。したがって日本人の家政婦になるが、人件費の高い日本では非常に高額になると紹介した。実際、香港やシンガポールの家政婦の相場の3倍から4倍もするので、平均的な月給で見れば、半分以上も取られてしまうと伝えている。

 そのため、日本の主婦は自分で家事や育児をこなすしかなく、家事の「プロ」になるものの、その仕事量は非常に多く、そのうえパートに出なければならない人もいるなど、いかに日本の母親が大変かを紹介している。

 この記事に対し、中国のユーザーからは中国も大変だとのコメントが殺到している。ある人は、「上海の家政婦は香港やシンガポールよりも高い」と指摘した。中国では仲介業者の取るマージンが高いからだという。

 また、「中国でも家政婦を雇えるのは一部の裕福な人だけなので幼稚園が充実しているが、日本は夫だけの収入で生活できるということではないか」という意見もあった。だが、今では共働きでないと生活が苦しいという家庭は少なくないと言えるだろう。家政婦を雇うかどうかにかかわらず、日本も中国も女性は大変だということは共通しているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)