愛知県豊川市は中国で新型コロナウイルスが急速に拡散していた2月上旬、中国江蘇省無錫市新呉区に4500枚のマスクを寄贈した。しかし、最近、豊川市市長が無錫市新呉区に対し、寄贈した4500枚のマスクがもし余っていれば返してほしいと要請したことが話題になっている。

 この要請に対して、無錫市新呉区はもともと寄贈された数量の10倍以上にもなる5万枚のマスクを豊川市に順次送付するという。中国メディアの今日頭条が26日付で掲載した記事は、この無錫市新呉区の対応や豊川市市長の要請に対する日中ネットユーザーたちの反応を紹介した。

 記事は、無錫市新呉区の対応の速さに対し、日本のネットユーザーたちはツイッターなどで「恩を10倍にして返してくれるとは、愛が心に染みる」などと、続々と謝意を表明したと紹介。また、日本のネットユーザーのなかには豊川市市長の要請を「恥」と感じた人もいたようだと紹介した。

 一方、疫病という難局に立ち向かう点で日本も中国も運命共同体であり、中国が苦しんでいたときに受けた日本からの援助に「中国人は感謝している」と主張し、それゆえ中国人は「今、日本が苦しんでいるならば、日本を援助するのが当たり前のことだ」と論じた。

 では、この記事が紹介した豊川市市長の要請について、中国ネットユーザーたちはどのように感じているのだろうか。ある中国ネットユーザーはこの要請は「決して恥ずかしくはない」とし、「むしろ敬意を払うに値する」とコメント。なぜなら、市民のためにメンツを捨ててまで要請したからであり、これは敬意を払うに値すると主張し、豊川市市長の要請を高く評価するコメントに多くの支持が集まっていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)