中国全土に張り巡らされた高速鉄道網。営業距離はまだ伸び続けており、中国交通運輸部は19日、2020年末までに14万6000キロにまで伸ばし、人口20万以上の都市の99%をカバーする見込みだと発表した。このうち、約3万9000キロが高速鉄道網にあたるという。中国メディアの百家号は20日、中国と他国の高速鉄道を比べる記事を掲載した。

 記事はまず、営業距離ですでに世界一になった中国高速鉄道だが、まだまだ発展の余地があると指摘。中長距離移動の潜在力はまだまだ大きいと主張した。では、各国の高速鉄道事情はどうなのだろうか。

 記事によると、営業距離で比較すると2位はスペインになるという。4900キロという距離は、国の大きさからすればかなりのものだが、中国と比べると圧倒的な違いがある。続いてドイツと日本が続くと記事は伝えた。そのうえで、日独は両国とも高速鉄道の技術大国で、日本はとりわけ速度だけでなく安全で快適な乗り心地と手軽さが際立っていると称賛。総合的に日本の新幹線は世界からの評価が高く、これまで蓄積してきた技術は世界のトップクラスだと伝えている。

 また、世界有数の高速鉄道企業を持つフランスは全国に高速鉄道が張り巡らされており、総距離では世界5位だと紹介。他にも、スウェーデン、トルコ、英国、イタリア、韓国など高速鉄道が導入されている国は多いが、米国とインドにはまだ実質的には導入されていないと伝えた。インドは建設中であり、自動車と飛行機が普及している米国では高速鉄道の需要がそれだけないということなのだろう。

 新型コロナウイルスで、世界各国同様に打撃を受けた中国は、高速鉄道をさらに発展させることで経済の活性化を促し、同時に「世界一」の記録を更新して自信をつけるまたとない機会としたいのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)