中国のポータルサイト・百度に8日、「同じアジアの国で、日本はどうして先進国になれたのか」とする文章が掲載された。

 文章は、作者が日本の温泉旅館で3カ月間実習を行った際に「だから日本は先進国になれたのだ」と感じた事柄を3点挙げて紹介している。

 まずは、日本人の細かい部分にまで手を抜かない点を挙げた。旅館では食器を洗う際に3つの手順があり、まず、すべて手で一通り洗ってから再度食器洗浄機に入れて洗い、それからタオルで水滴をしっかりふき取るのだと説明。2度洗いをする点、水垢が残らないようすぐにふき取る点について特に感銘を覚えたとした。

 また、女将が自らトイレを掃除することもさることながら、耐水ペーパーで便器を擦り、専用の洗剤で一通り洗った後、さらに別の洗剤でもう1度洗浄するというその掃除方法についても大きな驚きを覚えたことを紹介。「便器には何の汚れも残っておらず、しかも、洗剤の爽やかな香りがトイレ中に充満するのだ」と評している。

 2点めに挙げたのは、サービスの質だ。実習で働いた旅館はリピート客が多く、みんな従業員と友だちであるかのように打ち解けており、泊りに来る際はお土産を持ってくる人も少なくないとしたうえで「これは間違いなく、旅館のサービスの質を評価しているからだ」と説明。サービスとは型にはまった紋切型のものではなく、本当に心を込めた奉仕のことなのだとするとともに、「お客さまを神様ではなく、友人として大切にするのである」と伝えた。

 そして、3点めでは、人びとのモラルの高さに言及。公衆の面前で大声で話したり、タバコを吸ったりという光景をほとんど見かけることなく、ゴミの分類ももはや当たり前のように行われているほか、街を歩けばすれ違った人からあいさつをされ、外で植物の手入れをしていると「お疲れ様、がんばってね」と声をかけられるといった事例を挙げ、モラルやマナー意識の高さだけではなく、人情味にもあふれている点に深い感銘を覚えたことを紹介している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)