火薬・紙・印刷術・羅針盤は「古代中国の4大発明」として知られているが、現代の中国による「新4大発明」というものもあり、それは「高速鉄道、ネット通販、モバイル決済、シェアサイクル」が該当する。

 新4大発明に挙げられているものは、どれも中国で発明されたものでないのは明白であり、中国人としても違和感を覚える人もいるようだ。中国のQ&Aサイトの知乎にこのほど、「高速鉄道が新4大発明に含まれていることをどう思う?」と問いかけるスレッドが立てられ、中国人ネットユーザーから様々なコメントが寄せられている。

 スレッドを立ち上げたユーザーは「中国高速鉄道には日本やドイツから導入した技術が使われている」ことを指摘し、仮に中国高速鉄道が「中国による『発明』に該当するならば、それは一体どういう基準で発明としているのか」と疑問を投げかけたほか、「中国は一体高速鉄道の何を発明したというのか」と問いかけた。

 これに対し、他の中国人ネットユーザーからは「新4大発明なんて言葉を真剣に受け止める必要はない」といったコメントが数多く寄せられ、「確かに高速鉄道網の拡大は目を見張るものがあったが、発明なんてとんでもない状況だ。高速鉄道に乗っている時間より、駅に向かう時間の方が長いなんて、お世辞にも発明とは言えない」といった声があった。中国高速鉄道の駅は一般的に「都市の郊外」にあり、公共交通機関との接続も良くないため、その利便性の悪さは批判の対象となっている。

 一方、「日本や欧州の一部の国を除けば、高速鉄道の技術を持っている国はなく、市場だって存在しなかった」と主張し、発明とは言えなくとも中国がゼロから高速鉄道を1つの産業として発展させたことは事実との見方もあった。だが、全体的には「新4大発明」という言葉は大げさであり、高速鉄道も中国の発明ではないことをしっかりと認識しているユーザーばかりだった。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)