Google Mapなどのサービスを通じて、インターネット上で簡単に航空写真を見ることができるが、中国メディアの百家号はこのほど、日本と中国の都市部における航空写真を比較することで、日中の様々な違いが見て取れると論じる記事を掲載した。

 記事は、日本と中国には文化や習慣などの点で様々な共通点があると指摘する一方、航空写真で空から都市部を見てみると様々な違いが見えてくると主張し、たとえば日本では「歴史的価値のある建築物」が手厚く保護されているのが分かるとした。地価の高い都市部にも神社仏閣などがたくさんあるからだろう。逆に中国では商業開発のために歴史的価値のある建築物が取り壊されることは決して珍しくない。

 また、中国は世界一の自動車大国となったことで「自動車が増えすぎて渋滞が深刻化」しているが、日本の都市部を「航空写真で見る限りは、建物の密度は中国の都市部以上」に見えると強調、それでも日本で中国のような深刻な渋滞が起きないのは公共交通機関が発達しているからではないかと主張した。確かに日本の都市部を空から見ると、どの都市でも中心部に鉄道レールが引かれていて、東京であれば山手線などもはっきり見て取れる。

 記事は「日本は公共交通機関が発達しているからこそ、人びとは毎日の出勤で自家用車に乗る必要がない」のではないかと指摘したほか、公共交通機関が発達しているということは「都市部と郊外の行き来が容易になり、都市部と郊外の格差も小さくなるということだ」と強調し、日本が中国に比べて格差が小さいのも公共交通機関がしっかりと整備されているからではないかと考察した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)