英コンサル社による「ヘンリーパスポート指数」によると、日本のパスポートは191の国や地域にビザなしで入国することができ、2021年も世界一となった。中国メディアの捜狐は19日、「日本のパスポートはなぜこんなに強いのか」を分析する記事を掲載した。理由は主に2つあるという。

 記事が指摘した1つ目の理由は「経済力」だ。ビザなしで入国できるということは、行きたいときにいつでも行けることだと指摘。金持ちの日本人が来てお金を落としてくれるなら、どの国だって歓迎するのは当然だと伝えた。

 2つ目は「民度の高さ」だ。少なくとも日本人はゴミのポイ捨てをしないので、きれい好きな日本人が世界中の国や地域から歓迎されているというのは納得がいくと説明。食べ放題の店でも食べ方がきれいで、観光地に落書きを残すこともないと称賛しているが、これは中国人旅行客が世界各地で批判されているので、自戒を込めているようだ。

 中国のパスポートは、ビザなしで入国できるのが75の国や地域で、70位という結果になった。順位を着実に上げているのは、経済力によるところが大きいのかもしれない。とはいえ、中国人旅行客は消費意欲が旺盛で、大きな経済効果をもたらしてくれるはずなのに、中国のパスポートの強さが70位にとどまるというのは、まだ信頼が欠けている部分があるということだろう。

 記事は日本と比べてがっかりする中国人が多いためか、「いたずらに日本をうらやむのはやめよう」と呼び掛けている。見方を変えれば「順位を上げる余地がたくさんある」と前向きだが、中国がパスポートの強さランキングで上位に食い込むにはまだ時間がかかりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)