近年、急拡大した中国の自動車市場では中古車市場もまた拡大してきている。そのため、中国人消費者は新車を購入するにあたって、中古市場における「下取り価格」や「残価率」を考慮に入れるようになってきたようだ。中国メディアの快資訊はこのほど、日系車は総じて残価率が高いと紹介する記事を掲載した。

 記事によると、中国の中古車市場で中心となるのは価格が10万元(約165万円)以内の自動車で、全体の7割を占めているという。それで、比較的価格の安い中古車が売れ筋のようだと分析している。また、約3割がコンパクトカーだと指摘した。

 では、ブランド別で見ると残価率が高いのはどのブランドになるのだろうか。記事は、新車購入から3年後の残価率ではレクサスが65.2%で最も高かったと紹介。次いで、ポルシェの62.2%、トヨタの61.1%、ホンダの61.0%、ベンツの60.3%と続いたという。6位以下はスズキ、マツダ、マセラティ、スバル、日産となっており、日系車が大半を占めた。

 一方、残価率トップ10の中に中国ブランドが1つも入っていないと記事は指摘。この理由について、「残価率と品質には直接の関係があるということ」と分析、中国ブランドはもっと努力すべきだとしている。しかし、中国ブランドも技術と品質を改善していくことで、将来的には残価率も上がるに違いないと楽観的な見方を示して記事を結んだ。

 残価率が高く、値落ちしにくいのは人気車ばかりであり、日系車の残価率の高さは日系車人気をよく示していると言えるだろう。中国の自動車市場では日系車の好調が伝えられるが、中古車市場でも同じく好調であると言えるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)