中国は急激な経済発展を遂げ、北京や上海などの大都市では先進国と何ら変わらない生活ができるようになったとも言われる。とはいえ、中国人が実際に日本で仕事をして、生活してみると、やはり日本は進んだ国だと実感するようだ。

 中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、日本で3年間仕事をした経験のある中国の若者が、日本で感じたことについて語る動画を配信した。中国の公園で似顔絵を描いてもらう際の自然なおしゃべりのなかで本音を述べている。

 この若者は、日本で流れ作業の仕事を3年間行ったそうだ。どこかの工場などで技能実習生として働いていたのだろう。今では「特定技能」制度によって単純労働の外国人受け入れ制度があるが、以前は「技能実習生」の名目で実質的には単純労働に従事するケースが少なくなかった。この若者は、「月収は1万元(約16万円)以上もらっていた」と振り返っており、給与には満足していたようだ。

 しかし、日本語を学びたいと思ったものの、職場は「10人中6人が中国人」という状況で、ほかにもベトナム人などがいたが、日本人と交流する機会は少なかったという。そのことは少し残念だったようだが、「日本は本当に進んだ国だった」と繰り返し述べている。管理は厳しかったが、日本は「環境がとても良く、住みやすい国」と感じたそうで、日本語があまり学べず、技能実習生としての期間が終わって帰国せざるを得なかったことが残念で仕方ない様子だ。

 この動画を見た中国のネットユーザーからも「なんといっても日本は先進国だからね。学べることは多いよ」、「中国は進歩の途中だ。謙虚に世界から学び、各方面を整備していく必要がある」などのコメントが寄せられた。中国も大きく発展を遂げたとはいえ、実際に日本での仕事や生活を経験した中国人の目には日中の差はまだ大きいと映っているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)