中国では2012年に中国初の空母「遼寧」が就役し、2019年には中国にとっての国産空母「山東」が就役した。さらに3隻目となる空母が2021年中に進水するとの報道があるように、中国は空母建造に力を入れている。そのためか、空母に関する日本の動向も気になるようだ。中国メディアの百家号はこのほど、日本と中国の空母戦力について比較する記事を掲載した。

 記事はまず、日本がいずも型護衛艦の2隻を改造して米F35B戦闘機を搭載する計画だと紹介。これは実質的な空母であり、これにより日本はアジア一の空母戦力を有することになると考える専門家もいると伝えた。

 この理由について、中国はすでに2隻の空母を運用しているが、艦載機はJ15が計48機前後なのに対し、日本の「いずも」は改造後に1隻でF35Bを最大12機搭載でき、その戦闘機の性能差を考えると中国とほぼ互角の戦力になるからだと専門家は説明しているそうだ。また、「遼寧」はほとんど練習艦のようなものなので戦力となるのは「山東」だけと指摘されているという。

 しかし記事は、「このような見方は、中国の力を過小評価し、日本の力を過大評価している」と否定した。そもそも、日本は「いずも」の改修は遅々として進んでいないほか、F35Bもまだ届いておらず、搭載できるのは早くても2025年になるからだと説明した。しかも中国は電磁式カタパルトとなることが予想される3隻目の空母を建造中であり、日本がいずも型2番艦「かが」の改修を終えるころには、中国の最新ステルス艦載機も就役しているはずだという。

 それで記事は、「日本が中国の空母戦力を超えるのは極めて難しく、中国海軍の空母戦力こそアジア一だと言える」と自信を見せた。しかし、日本はさらに大きな電磁カタパルト式の護衛艦を建造するとの情報もあると主張し、「やはり日本の動向には十分注意すべきだ」と結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)