中国の自動車市場は年間販売台数が2500万台を超えて世界最大であり、中古車市場も相応に大きいものの、まだ発展途上だと言われている。日本では中古車を購入する人は多いが、中国では中古車に否定的なイメージを抱いている消費者は少なくない。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、「なぜ日本人は中古車が好きなのか」と題する動画を配信した。

 日本の中古車市場は、すでに成熟期に入っている。コロナ禍では安くて現物取引できる中古車が人気となり、販売台数が増えたほどだ。中国では「中古車はすぐ壊れる」、「事故車をつかまされる」、「メンツが立たない」、「中古の割に安くない」などマイナスのイメージが付きまとうが、日本ではなぜ中古車が売れるのだろうか。

 動画では、日本の中古車は「安い」と紹介している。車は「移動の道具」という価値観の日本では、車に求めるのはコストや燃費、乗り心地なので、新車を買うだけのお金があっても中古車を選ぶことがあるとした。この点、中国で車は「自慢の道具」なので、中古は恥ずかしくて買えないという心理があるようだ。

 他にも、生産が中止された「絶版車」にはむしろ希少価値があることや、新車のように納車まで長く待つ必要がないこと、下取り価格を考えなくて良いので好きなように改造できることなども、中古車を選ぶ理由になっているという。

 しかし、やはり中国人には「中古車」のイメージは良くないようで、動画に対するコメントには「中国の中古車はほとんどが事故車だ」、「水没車が恐くないのか」など否定的な意見が見られた。実際、中国では中古車を買って後悔したという話が多いため、慎重になるのだろう。とはいえ、中国でも2021年に入り中古車取引の規制緩和策が発表されており、これからは中古車も見直されていくのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)