日本と中国では、古くなった建物を壊す「解体工事」にどのような違いがあるだろうか。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、日本で暮らす中国人による動画を配信し、日本ではどのように解体工事を行っているかを紹介した。

 この中国人配信者は、日本の2階建てアパートの解体工事現場を視聴者に紹介している。日本と中国の解体工事の違いとしてまず挙げたのは、「日本では建物の周りに粉塵の飛散を防止するための養生シートを張り巡らすこと」だ。中国ではこのような対応が行われることはまずないと伝えているが、これは「周囲への配慮の有無」を示していると言えるだろう。

 日本では粉塵の飛散を防ぎ、防音効果のある養生シートで建物全体を覆ったら、次は建物の骨組みとなっている木材を1つ1つ解体していく作業を行うと説明している。そして、日本の解体現場の特徴的な点は「日本人に混じって、外国人労働者が大勢働いていること」と指摘した。

 さらに、中国ではアパート程度の大きさの建物であれば解体工事専用の機材を使用して「1日」で一気に破壊し、解体するのに対して、日本は解体工事を1日で終わらせるのではなく、作成したスケジュール表に基づき、数日かけて解体するのが特徴的だと指摘。解体に要する「時間」という点で中国との大きな違いを感じたそうだが、これは解体に限ったことではなく、中国では何を建設するにも人海戦術によってあっという間に完成するのが通常であり、「24時間の突貫工事」も珍しいことではない。

 また動画では、日本では解体工事の作業員に対して「良い賃金が支払われる」のも中国との大きな違いの1つだと指摘している。中国では建設作業や解体作業に従事するのは「農民工」と呼ばれる農村からの出稼ぎ労働者が多く、農民工は都市部で苦しい生活を強いられていると言われている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)