反日感情が強いイメージのある中国だが、最近は日本に対する好感度が上昇しており、日本の良さを認めている中国人は少なくない。中国メディアの騰訊はこのほど、「70後」と呼ばれる1970年代生まれの中国人が日本をどう思っているのかを紹介する記事を掲載した。1975年生まれという中国人筆者の対日感情の変化を伝えている。

 まず、中国人筆者の子ども時代は、「抗日ドラマ」が連日のように放映されていたため、筆者も影響を受けて日本を憎んでいたそうだ。「子ども時代の夢は日本に復讐することだった」と振り返っている。しかし、いくつかの理由で考えが変わり、日本を見直し、日本に対して好感を持つほどになったと紹介している。

 中国人筆者が日本を見直すようになった理由の1つは、日本が「経済大国」になったためだという。中国人筆者の青年時代は日本経済の最盛期で、日本はアジアで初めて先進国入りを果たした国になった。

 この時期、中国には「日本製品があふれ」、科学技術、文化などあらゆる分野で先を行っていた日本は、憧れの対象になっていたようだ。また、日本人が「礼儀正しい」ことや、「きれい好きで環境に優しい」ことなども、日本への見方を変えるきっかけになったという。

 しかし、最近では中国人筆者のなかで日本に対する好感度が落ちて来たそうだ。日本は経済の低迷が続き、新型コロナウイルス対策においても効率的な対策が打てず、封じ込めに失敗したと見なされている。また、きれい好きで環境に優しいはずの日本が福島原発の処理水を海へ放出すると決定したことを指摘し、「せっかく好きになった日本に対し、失望させないで欲しい」と締めくくっている。

 日本の好感度は世界的に高い水準を保ち続けてきたが、2020年はコロナが影響したのか、いくつかの国で低下したと報じられている。日本の良さが改めて見直されることを願いたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)