中国の自動車市場は、日本とは違う傾向がある。中国では大きな車が人気なのに対し、日本人は軽自動車などの小型車が好まれる。違いはそれだけではなく、「中古車市場」にも違いがあるという。中国メディアの捜狐は18日、「日本の中古車市場」の魅力を紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、中国の中古車市場について規模も質もまだまだ成熟していないと指摘している。自動車市場が拡大するにつれ中古車市場も大きくなっているが、日本ほど盛況ではないという。中国の自動車市場は、年間販売台数がおよそ2500万台、中古車市場は1500万台程度と言われている。市場規模は巨大だが、日本では2020年の新車販売台数が465万台、中古車が383万台なのと比較すると、日本の消費者に中古車への心理的な障害が低いことは明らかだ。

 記事はその理由を、日本では「中古車が安心して買える」ことと、「価格の安さ」にあると分析した。中国の中古車市場は「玉石混交」で、掘り出し物もあるがどんな車をつかまされるか分からず、「素人には足を踏み入れにくい」領域となっている。記事は、日本では中古車市場の管理が厳しく、業界従事者のモラルも高いので安心して購入できると伝えた。

 また、日本ではいかに「中古車が安い」かについて、同じ車が中国で買うより安く販売されていると紹介している。中国で15万元(約254万円)ほどする車が、日本では7万元(約118万円)で買えるそうだ。さらに、中国では新車が高いが中古車も安くはないので、「どうせ買うなら新車を買いたい」と思うようだ。

 中国で大人気の日系ミニバンの場合、新車だと110万元(1860万円)で、中古でも70万元(約1180万円)はするという。これが日本では「中古なら14万元(約236万円)で売っている」と信じられないといった様子で伝えつつ、「質の良い中古車を安価で買える日本人は幸せだ」と伝えている。

 安くて安心できる中古車を、多くの日本人が選んでいるのは当然と言えそうだ。その点、中国の自動車市場が成熟するのは時間がかかりそうだが、日本と同じく市場の発展とともに改善されていくのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)