日本はアジアでノーベル賞受賞者数が圧倒的に多い国であり、世界ランキングで見ても7位という水準となっている。中国メディアの百家号はこのほど、日本から多くのノーベル賞受賞者が輩出される理由について分析する記事を掲載した。4つの教育方針が大きく関係しているという。

 記事は日本の優れた「4つの教育方針」の1つ目として、「子どもに自分のことは自分でさせること」を挙げた。記事は、中国の親は「子どものために何でもしてあげてしまう」傾向が強いと指摘した。しかし、日本の親は重いかばんでも子どもに持たせ、中身も自分で整理させるとの違いがあると伝えた。そうすることで、子どもは自分のいたらない点を意識し、自立心を向上させられると説明した。

 2つ目は「幼い時から挫折を乗り越えられるように教育すること」だ。高い跳び箱が飛べなかった幼稚園児が、先生や友人の応援と励ましを受けて何度も挑戦し成功した例を挙げ、「困難に直面しても勇敢に立ち向かい、逃げないことを教えている」と称賛した。中国の親は過保護の傾向が強く、失敗することに慣れていないため、ちょっとした挫折でもすぐに絶望してしまう子どもが多いと言われる。

 3つ目は「読書の習慣を重視すること」で、日本では早くから子どもが本に親しむ環境が整っていると紹介した。このため、早くから読解力が育まれ、学習能力が向上し、単語量が増え、表現力も身につき、幅広い知識を得られるという。

 4つ目は「科学を重視した教育」だ。日本には科学雑誌や科学に関するテレビ番組が多くあるので、子どもたちが科学を身近に感じていると伝えた。子どもに理科や科学をしっかり教えるので、子どもの思考力が発達し、より柔軟な考え方ができるほか、創造力や調査能力も向上すると分析している。

 記事が指摘した点は、いずれも中国ではあまり重視されていないことと言えるが、このような教育方針は、たとえノーベル賞が取れなくても子どもにとって一生の宝になることは間違いない。日本の親の教育方針は、中国の親たちにとっては良い啓発であり、「新鮮」であると同時に「目から鱗」であるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)