中国の自動車市場は合弁ブランドが多く、新車販売台数の6割が日系車、ドイツ車、米国車などで占められているが、この傾向は乗用車ばかりではない。中国の動画サイト・西瓜視頻は19日、「中国の消防車も合弁ブランドばかり」と紹介する動画を配信した。

 人びとの命を守る消防車を海外ブランドに頼らざるを得ないというのは、中国人としては残念なようだ。動画では、中国の消防車はほとんどが米国車かドイツ車だと指摘している。2015年まではモリタHDが中国の消防車事業で販売していたので、日系車も今も活躍しているはずだ。

 記事は、中国の消防車が海外ブランドに頼っている理由を、「最も重要な基幹部品で海外に頼らざるを得ないため」と指摘している。特にシャーシの技術が外国に劣っているそうだ。中国製の消防車もあるにはあるが、「トラックのシャーシを基に作った」ため、トレーラーのシャーシを基にしている外国製と比べ、馬力など各方面で及ばないと指摘した。

 記事に対して、「中国は高速鉄道も作れるのに、意外だ」と不思議がる人がいる一方で、まだ発展段階だからと理解を示す人が多かった。中国車も、基幹部品は日本など海外メーカーから調達していることが多い。また、高速鉄道も重要な部品は輸入していると指摘している人もいた。

 他には、「市場が小さいから」と理解を示す人もいた。乗用車ほど市場が大きくない消防車の場合、開発までに費用が掛かりすぎて「買ったほうが安い」可能性さえある。この点、高速鉄道車両は内需があり発展に有利だったのだろう。中国の消防車の発展は、長い目で見る必要がありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)