外国人に喜ばれる日本のお土産と言えば、「抹茶」味のお菓子が定番中の定番となっている。抹茶の源流をたどれば、お茶の発祥地・中国に行きつくが、抹茶は今ではすっかり日本を代表するフレーバーになっている。中国メディアの快資訊は24日、「中国人が抹茶を捨ててしまった経緯」を紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、抹茶のもととなる茶葉は「中国の偉大なる発明だ」としながらも、世界では抹茶は日本の文化として知られていることを認めた。なぜ発祥地の中国から抹茶が消えてしまったのだろうか。

 記事の中国人筆者は、中国ではかつてお茶は嗜好品だったと紹介している。唐の時代には、茶葉を抹茶のように粉々にしてから、小さく固めて乾燥させた餅茶(へいちゃ)が主流となった。飲むときは、この小さな塊に湯を注いで練る必要があり、手間がかかったようだ。

 高貴な人々の間にはしばらく残っていた抹茶を固めたような餅茶だが、のちに明の初代皇帝・朱元璋(しゅげんしょう)が、「時間とお金の無駄だ」と禁止令を出したため、なくなってしまったそうだ。役人の間で茶のやり取りも禁じられたというので、餅茶は高級品としてわいろに使われていたのかもしれない。

 こうして中国社会では抹茶がなくなってしまったというが、中国は今もお茶の生産大国であり、消費大国だ。ただ国土が広いため、地域によりお茶の種類や飲み方はかなり違う。北方では「コップに茶葉を直接入れて飲む」ことがあり、南方には中国茶器を使い本格的にお茶をいれる「功夫茶」と呼ばれる文化が残っている。中国各地を旅行する機会があれば、各地のお茶を試してみるのも良さそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)