日本人は礼儀正しいことで評判だが、中国人からすれば「日本人はいつも謝ってばかりいて、礼儀正しさは行き過ぎ」と思うこともあるようだ。中国メディアの騰訊は26日、日本人が「いつも謝ってばかりいる」理由について考察する記事を掲載した。

 日本旅行で中国人がよく聞く言葉は、「こんにちは」でも「さようなら」でもなく、もしかすると「すみません」かもしれない。日本ではあちこちで頭を下げて謝っている人を見かける。記事は、「日本人がいつも謝ってばかりいるのは、礼儀正しさの表れだ」という中国人にありがちな解釈を否定し、2つの理由をあげている。

 記事は、日本人がいつも謝ってばかりいる1つ目の理由は、「保身のため」だと主張した。中国のような多民族国家ではない日本では、変わったことをするとすぐに社会からはじき出されるので、自分が悪くなくても「退路を用意する」ためにすぐに謝るとした。中国では逆に「謝ることは非を認めることになる」ためか、交通事故などで明らかに自分に非があってもすぐに謝らない傾向がある。

 2つ目は、日本では「すみませんの意味が幅広いから」だと分析した。「すみません」には謝罪の意味だけでなく、話しかける時に「相手の注意を引くため」や、座るとき隣の人に「ちょっと詰めてください」と伝える意味、さらには「ありがとう」の代わりにも使えるほど用途が広いと伝えた。このため、日本では頻繁に謝罪の言葉を聞くとしている。

 中国語でも意味の重さによって「対不起」、「抱歉」など様々な謝罪の言葉がある。日本語の「すみません」に比較的近いのは「不好意思」で、「申し訳ない」や「恐縮」という意味が含まれるが、さすがに「ありがとう」の意味はない。こうして比較してみると、日本語は円滑な人間関係を重視する日本独特の文化を反映していると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)