中国のポータルサイト・網易に8日、「どうして日本と中国の国民の間には、これほど大きな好感度の差があるのか」について考察した記事が掲載された。

 記事は、以前行われた日本と中国の世論調査で、日本人の中国に対する好感度が10%にも届かない水準で、中国に悪いイメージを持っている人が9割近くに達した一方で、近代に日本の侵略を受けて大いに苦しんだはずの中国には日本に好感を持っている人が4割以上もいるという結果になったと伝えた。
 
 その上で、日本人の中国に対する好感度と、中国人の日本に対する好感度でこれほど大きな差が生じた理由について考察。大きな要因の一つとして「日本の政府やメディアが総じて中国を日本にとっての脅威として捉え、長期間にわたり中国に関するネガティブな情報を重点的に流してことがある」と主張。これにより日本国民の中国に対するイメージが悪化したのだとの見方を示した。
 
 一方で、中国では多くの「知識人」が日本の文化や習慣など様々な点を賞賛してきたことが、日本に対する好感度を一定の水準にまで高めていると指摘した。また、「直接的な日本文化の侵襲という要因もある。それはまさに日本のアニメや映像作品だ」とし、多くの中国人がテレビなどを通じて日本のアニメを見て育っており、その中で「多かれ少なかれ日本に対するイメージが美化されたのだ」と論じている。
 
 さらに、歴史的な認識、知識の欠如も大きな問題になっているとした上で、中国で人気を集めている動画制作者の女性が日本のサブカルチャーを想起させるロリータ風ファッションを着て、遼寧省の旅順博物館の入口前でダンスを踊る映像を配信し、物議を醸したという最近の事例を紹介。旅順が日露戦争の激戦地となり、近代の日中関係史において重要な意味を持っていることに対する無知、あるいは、軽視を問題視した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)